菊元さんはこれまで、
東京大空襲の日の思い出を俳画で描きためていらっしゃいました。
パソコン教室のレッスンで習ってきたWORDを使って、
今回これらの作品を、1冊の「絵本」にまとめました。
写真の取り込みや、地図の作成、テキストボックスなど、
これまでにおぼえたWORDの集大成ということになり、
総ページ数16ページという大作がようやく完成しました。

戦争という忘れられない思い出のひとコマが、
素敵な文章と絵でつづられています。

製本は「ドリームブック」という製本キットを使用しました。
作品は、こちらでご覧いただけます

終戦直前の3月10日「東京大空襲」。
それは菊元さんにとって「忘れられない日」でした。
明治座のあたりが菊元さんのお住まいだったそう。
4ヶ月近くかけてようやく完成!
感慨もひとしおです。
作品とともに、教室で記念撮影。
左ページの水彩画もペンタブレットを使用してパソコンで作成。
右ページの地図はWORDで作成しています。
以下、右ページのイラストは全て菊元さんの自作によるもの。
↑表紙にはナデシコの写真を
アイロンプリントしました。こちらはA4版。
米軍のサーチライトを表した左ページの絵は水彩ソフトで作成。
大火の中をお兄さんと2人、必死の思いで逃げた時の様子…それぞれのシーンが一つ一つ克明に記録されています。
同じものをA5版でも作成。
こちらはタイトルを布にアイロンで
プリントしたもの。
デジカメを持って、今の明治座付近を歩き、観音堂などの写真を撮影してきました。(左ページには、取り込んだ写真を挿入しています。)
俳画は和紙に描いたものを、スキャナで取り込みました。
あとがきには、唯一手元に残ったという、少女時代の写真が添えられています。セピア色になった古い写真も、こうしてパソコンで取り込んでみると、素敵によみがえります。

2004.7